ミステリ好きはコマ図ラリーがお好き!?【DOA出走記・VOL#3】

参加車両

FANTIC

CABALLERO SCRAMBLER 250

2日間、ドアオブアドベンチャーを一緒に走ったのは、ダートも走れる異色の本格スクランブラー、ファンティックのキャバレロ・スクランブラー250。

ビンテージオフロードバイクっぽいスタイリングが与えられている車両だが、そのクラシカルなスタイリングに似合わず、ダート性能はなかなか高い。写真の車両はタイヤは純正タイヤではないが、ほぼ純正のパターンを踏襲するデュアルパーパス・タイヤ。メーカーの説明によるとオフ40%程度のトレールタイヤである。それでも、深いワダチやガレ場もお手のモノ。BMWのGSシリーズやホンダ・アフリカツインなどの大きなバイクが苦労している脇を、スイスイっと泳ぐように駆け抜けることができた。

しかも、面白いのは250ccトレールバイクのような、安心感や自在感が“少ない”ところ。誤解を恐れずに表現すれば、“少々扱いにくい”といってもいいかもしれない。ただ、それが面白いのだ。オフロード遊びを始めたら、砂利の上でズリズリとリヤタイヤを流してみたいと多くのライダーが思うことだろう。そんな走りがしやすくなっているのがこのマシンの特徴だ。ちょっとフツーのトレールバイクじゃもうフラット林道はモノ足りないけど、アドベンチャーツアラーは重いし大きいしキビシイ…、という中級クラスのライダーにはこのキャバレロ・スクランブラー・シリーズをオススメしたい。

もちろん、そんなキャラクターは林道内でのこと。一般道ではとても扱いやすく、街乗りもツーリングも素直にこなすバイクになっているのでご安心なく。

また今回のラリーイベント参戦にあたっては、電動コマ図ホルダーとラリーコンピューターや、タンクバックなどを装着。多少、コマ図ホルダーの重さを感じたが、走り出せばすぐに慣れる程度だったことも付け加えておきたい。車両に関するお問い合わせ、オプション装着の相談は取り扱い元のファンティック・ショールームまで問い合わせのこと。東京・世田谷のショールームには実車の展示もあり、試乗車の用意もある。

オプションのハンドガード。純正品(品番:05453005、¥9,000)はオープンタイプで、これはイタリアの名門、アチャルビスによる「アブリビオン」(品番:FA1001、¥20,000)。クラシックなキャバレロ・スクランブラーの外観によく似合うデザインだ。

タンクバッグも純正の小さなバッグ(品番:05482005/05483005、¥9,000)が用意されているが、これはヨーロピアンバイクのバッグやキャリアと言えば…のGIVI製。タンクへのアタッチメントはキャバレロ・シリーズ専用でバッグは汎用品。ワンタッチで装着可能なうえ、スマホも操作可能なウィンドウが用意されるなど使い勝手に優れている。

オフロードを走るなら、ラジエーターグリルは必須アイテムの一つ。純正品(品番:05161005、¥12,000)はシンプルなデザインだが、このGIVI製(FA1004、¥17,000)はコアガードにクロスの補強メンバーが入ったデザインだ。

リア・キャリアはシートの座面からほぼフラットになるようにデザインされており、スクランブラーのスタイルを崩さない。純正品でオプションとして用意されている(品番:05420005、¥26,000)。

サイドバッグ用キャリアも、キャバレロ・スクランブラー専用に設計された商品。キャリアフレーム(品番:05419005、¥20,000)があれば様々なサイドバッグの取り付けが容易にできるようになるが、もちろん専用のサイドバッグが純正オプションで用意されている(品番:05480005/05481005、¥20,700)。

問い合わせ先:

ファンティック・ショールーム(総輸入元)
東京都世田谷区尾山台2-32-15
03-3721-1770

 

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