ミステリ好きはコマ図ラリーがお好き!?【DOA出走記・VOL#2】

『私にできるのは“冒険の扉”を示すこと。扉の向こうには、あらゆる危険が待っている。その扉を開くのは君だ。望むなら連れて行こう!』とは、バリダカール・ラリーの創設者であるティエリー・サビーヌの言葉。

そんな世界一過酷と呼ばれるラリーを連想させる『ドア・オブ・アドベンチャー』。ダカール・ラリー同様にコマ図と呼ばれるマップを頼りにゴールを目指す本格ラリー形式の2デイズイベントだ。競うのはタイムでも最高速でもなく、走行距離少なさ。つまり間違ったり、迷ったりすることなく、いかにコマ図どおりに走ることができるかを競う。コマ図に書かれた情報を頼りに、バイクを走らせるワケだが、走っているとこの道間違ってないか? やっぱりさっきの交差点を曲がるべきだったんじゃないか…? なんてどんどん疑心暗鬼になってくる…、 次のコマ図に合致する場所を見つけて胸をなでおろすか、、『くそ~!やられたぜ!』と引き返すことになるか? …これがゲーム感覚でとても楽しいのだ。

このドアオブアドベンチャーは、年2回のペースで開催され、次回は2020春。受付開始直後に定員に達するイベントだから受付開始当日に申し込もう!

ドアオブアドベンチャーのスタートポイントは両日とも同じ場所。ゼッケン順(2日目は降順)に1分ごと、2人ずつスタート。これだけでけっこうバラバラになって走ることになる

 

これがコマ図。横一列が1地点の情報になっており、図の内容は一般的な地図記号がベースになっている。左の列が合算距離とコマ図間の距離。真ん中の列が、進路状況。右が補足/特記事項。この指示どおりに走るが、ミスコースすると次のコマ図で状況や距離が合わず、ミスコースしたことがわかる

 

このコマ図で言えば、こんな風に読んでいく:

 

まずは、1→2コマ目。会場を出たところを左折。ここがトリップ0セットして走り出す

3コマ目、160m先、看板が2つあり、銀のコンテナが右斜め前にある交差点で右折

 

主催者が用意するコマ図を自分で切り貼りして1日分のマップを作り、マップに巻き取る。これが1日分でこの地図を頼りに約200㎞ほどを走る。「訂正箇所」なんてものが直前に発表されたりするので気が抜けない(笑)

 

とにかくトータル距離や区間距離を正確に測るためのラリーコンピューターが生命線。距離を調整するたびに自動でホイール外周を補正するという優れもの。きちんと設定したら10㎞近く走っても誤差が数10m以内だったりするのだ

 

ラリーの途中には走って楽しい林道、眺望ポイントなどが用意されている。そんな絶景に突然出会う驚きがあるのもコマ図ツーリングならでは楽しみだ

 

日本ではあまり考えられないが、砂漠などで明確な道がない場合はコンパスで進む方向が示される場合もあり、そんな課題も盛り込まれる。90°(真西)などコンパスを見ながら進路を探す

 

仲間と一緒に走るもよし、ただひたすら己を信じるもよし。迷い合う同士と共闘するもよし。同じ目的で走るからかシンパシーが強く感じられ、助け合いも成立する

 

ペースが大きく変わるダートセクションがパッシングポイント。ただし、調子に乗っていると、いつの間にか後続が消えて自分だけミスコースしている…なんてことも(笑)

 

このイベントでの勝敗はとにかく間違わずコマ図通りに走り、最短ルートで帰ってきた人が勝ち! 走っていると間違えたのか? 戻るか戻らないか!? とにかく不安になるのだ

 

Written by Hiroaki Yatagai, all rights reserved

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です