ボルハ=ゴメス、初めてのウェットコンディションレースで洗礼をうけた。
最下位グリッドからスタートし21位でレースを終えた。
チェレスティーノ=ヴィエッティは3ポイントを獲得、貯金を増やした形になった。
テルマス・デ・リオ・ホンド、2023年4月2日
MOTO2アルゼンチンGP、悪天候の影響で14周に短縮されたウェットレースだった。チェレスティーノ=ビエッティはなかなか自分のペースをつかむことができずにいた。ようやく彼の本来のスピードにのりファステスト・ラップが刻まれるころには、先頭集団に追いつくにはすでに遅く、残り2周で2番目のファステスト・ラップを記録したのち、13位でフィニッシュラインを通過した。
21位でチェッカーを受けたボルハ=ゴメスは、予選でのクラッシュにより26番グリッドからスタートした。ゴメスにとって、まさに初めて雨の洗礼を受けたことになるレースであった。後方からスタートするのは決して簡単なことではない。ましてや雨の中ではさらに様相は複雑となり、ライダーの技術と駆け引き、そして幸運の女神がどう微笑むかは、誰にも予測は不可能だ。だが、若きスペイン人ライダーが、数人のライバル達に先んじて前衛に出ることができたのは明るい話題だ。
チェレスティーノ=ビエッティ
「この週末は非常に浮き沈みの激しいレースだった。文字通り洗礼を受けた形になったけど、僕たちが速く走れることは分かっているから、レースの経験をポジティブに受け止めて次につなげて行きたい。もっといい形でレースを終えたかったからとても悔しいよ。後半はファステスト・ラップを何度もとることができたわけだから、レース序盤のスピードを上げることが鍵だとわかったのは良い経験になったし、課題だと思っているよ。」
ボルハ・ゴメス
「各セッションを終えるごとに改善を続けてきている。今日のレースは易しいものではなかったけど、あきらかに進歩している状況に満足しているよ。リアタイヤのグリップ力を向上させるために、いくつかの問題を解決しなければならないけど、確実に良い方向に向かっているはずだ。」