イタリアンエンデューロ: 125クラスでクリスチーノとコルシがワンツーを達成!

イタリアのエンデューロ国際レース、アッソルーティ・デ・イタリアの6日目、ケビン=クリスチーノがみごと優勝、バレンチーノ=コルシが125クラスで表彰台2位に。300クラスではロレンツォ=マコリットが2位を獲得し、ジェド=エッチェルスは総合でトップ10入りを果たした。

2023年6月18日、チッタ・デッラ・ピエヴェ

ローマの東に位置するアブルッツォ州での最後のトリコロール・ラウンドからちょうど1ヶ月たった今週末、アッソルーティ・デ・イタリアはペルージャ県、チッタ・デッラ・ピエヴェにやってきた。6月18日(日)、イタリア・エンデューロ、トップ選手権の2023シーズン第6戦(1day)は開催された。

モトクラブ・カステッロ・デッラ・ピエヴェ設計のコースは非常に難易度が高く、全長65kmのコースの中に、危険度の高い、高度なスキルを要する3つのスペシャルテストが用意されている。その3つを、日曜日の1日の間に4ラウンド、合計12回、ライダー達は挑戦した。

6月18日(日)、典型的な夏の日差しの中、パドックからスタートして約10kmほど疾走した後、最初のスペシャルテストである4.5kmのクロステスト(アップダウンと逆勾配が多いハードな路面)がライダー達を待っていた。次の約5kmに及ぶエクストリームテストでは、砂利混じりの地形に、自然の起伏と人工的な障害物が設置されたエリアが交互に現れる森の中のテストコースで、適度に視界を遮られるレイアウトが絶妙に行く手を阻み、ここでもライダー達は苦戦を強いられることとなった。

ケビン=クリスチーノは125クラスで6連勝し、現在総合1位をキープしている。Fantic XE 125に乗るライダーで、同じくFanticライダーのピエトロ=スカルディーナが欠場したため、クラス分けでもケビンは数ポイントを獲得することができた。また、Fantic Racingのチームメイトであるバレンチーノ=コルシも、素晴らしいパフォーマンスを披露して2位の座についた。

一方、ファクトリーレーシングのロレンツォ=マコリットは、300の 2ストローククラスで見事2位をつかみ取った。Fantic XE 300に乗る彼は、この300クラスで暫定3位の席を固めている。

外国人クラスでは、2人のFanticライダーが総合トップ10に入った。アルビン=ノルビンが外国人クラスで6位を獲得。ノルビンはすべてのスペシャルテストにおいて、粘り強さと速さを見せつけてくれた。Fantic XEF 250 4Tを駆るJET Fantic Racingのジェド=エッチェルスは、総合で10位、外国人クラス7位をものにしている。チームメイトのハリー=エドモンドソンも、外国人クラスで11位を獲得するなど、ファンティックのライダー達が、軒並み素晴らしい成績を残してくれている。

͡このあと、アッソルーティ・デ・イタリアは1ヶ月間のブレイクを挟み、7月22日、23日にイタリア、ヴァードのサンタンジェロ(セント・アンジェロ)にて2023年シーズンの第7戦と第8戦が開催される予定だ。

ロレンツォ=マコリット
( Fantic Racingエンデューロチーム ):
「ここチッタ・デッラ・ピエヴェで良い成績を収め、300クラスで2位という素晴らしい結果を残すことができて本当に嬉しいよ!」

ケビン=クリスチーノ
( Fantic Racingエンデューロチーム ):
「6連勝で、暫定ランキングのトップに返り咲くことができた!チームメイトのバレンチーノ=コルシが素晴らしい走りで125クラス2位を獲得したこともとても嬉しいね!」

ジェド=エッチェルス
( JET Fantic Racingエンデューロチーム ):
「スーパーテストで総合4位の好タイムを出し、このレースウイークを順調にスタートすることができたよ。その後のエンデューロテストでいくつかミスをしたけど、スピードは出ているのでまだまだ自信はあるよ。」

 

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