アルゼンチンで開催される、2023 年世界選手権のキックオフに、 Fantic Racing MX チームが参加する!

Fantic Racing MX チームの旗手として MX2 世界選手権にデビューしたトム=グゥイオン、シーズンを迎える準備は万端だ。

2023 年 3 月 9 日、サンタ・マリア・ディ・サラ

Fantic Racing MX チームのライダー達は、2023 年シーズンのスタートを非常に好調な状態できった。エリアス・エスカンダルは、125 クラスの“イタリアン・アブソリュート”でとったばかりのトロフィーを、ケースに飾るだけではとうてい満足しておらず、スペイン選手権では、最初の 4 レース全て勝つ、という連勝でレースの話題をさらってしまった。また、オランダ、リーロップで開催されたオランダ選手権の開幕戦では、マクシミリアン=ヴェルナー(125 クラス)とリン・ヴァルク(レディース・クラス)が勝利を収めた。リンの兄弟、カス=ヴァルクは 5 位に入賞し、Fantic XX 250 でのライディングにより自信を深めている。シーズン開始直後というのは、レースの感触をつかみ取り自分のペースを見つけるには非常に有用な時期と言える。週末、MXGP の世界選手権、アルゼンチン GP が、ちょうどアンデス山脈とナウエル・ワピ湖の間に位置する村、ヴィラ・ラ・アンゴストゥーラで開幕する。トム=グゥイオンは、マルコ=マッディ・ファミリーから参戦する唯一の戦士となる。XXF 250に乗るグゥイオンは、Fantic Racing チームを MX2 世界選手権の舞台に持ち上げ、華麗に飛んで勝利の祝杯を上げさせてくれると期待している。

これまでの過去 2 年間の勝利(2021 年にハーコン=オスタハーゲンによる EMX250、EMX2T、そして 125JR 世界選手権による勝利、2022 年にカス=ヴァルクが EMX125 タイトル獲得)を経て、イタリアのメーカーによる初めての MX2 クラス世界選手権が開催されることとなる。このクラスでは昨年デビュー戦を飾っているトム=グゥイオンだが、2021 年の EMX250 選手権の時に負った右膝の怪我の後遺症により、初期の頃のレースは欠場せざるを得なかった。しかし、ライバルとの差を感じながらも、ゼッケン 27 番を付けたこのライダーは、その才能とスピードを余すところなく発揮し、サン・ジャン・ダンジュリーで開催されたフランス GP では総合 4 位を獲得、熾烈な戦いが繰り広げられた選手権では 15 位に食い込んだ。それらのレースをこなし、今ようやく世界選手権に挑むチャンスが巡ってきたのだ。

Fantic Racing MX チームマネージャー、マルコ=マッディ:
「トムの MX2 世界選手権デビューの準備は完璧だ。アルゼンチンでは、良い結果を出してくれると確信しているよ。同時に、彼にとっても僕らのチーム全体にとっても、まだまだ成長していく余力があることも認識しているんだ。この GP の目標は、まずトップ 10 に入ることさ。トムは XXF250 とのフィーリングを自らに合わせ、さらなる向上を目指すために懸命に挑戦してくれるはずだ。」

 

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